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2012年07月

美術館へ行こう

夏休みの補習時間を利用して、和歌山県立近代美術館で鑑賞授業を行いました。美術館では現在「なつやすみの美術館2:かたちと色のABC」と銘打った企画展を開いています。7月31日補習最終日、1,2年生を対象にこの展覧会の鑑賞会を開きました。(この展示は8月26日(日)まで行われています)
題して・・・「発見!絵を描くヒント」
この展覧会は抽象絵画を中心に展示され、鑑賞会の目的は、「形とは?」「立体を平面に置き換える?」「色について」という、絵を描くための基本的なことを「抽象的な絵」を鑑賞しながら考える、というテーマで企画しました。何気なく描く形や色、それに目の前に広がる3次元の世界を紙の上に再現する難しさ・・・、普段描くことだけに集中しがちな生徒たちに、少しでも「考えながら描く」ヒントが見つかれば良いのですが・・・。(K)

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※ 館内の展示見学の画像は許可を得て掲載しています


日本画演習作品紹介

先日お伝えした2年生の「造形表現」。出席番号が奇数の生徒が日本画を受講しました。(偶数番号の生徒は油絵を受講しています。その作品も後日紹介します)A4用紙大のパネルに和紙を貼り、背景色はアクりルガッシュで刷毛塗り、モチーフだけを顔料で描いています。作品完成後、サインの代わりに消しゴムで「落款(らっかん)」用のハンコを作り、押しています。

※ 落款とは、「落成款識《らくせい-かんし》」の略で、書や画が完成した時、制作者が署名・捺印することをいいます。作品に落款印を押すのは、自分が責任を持って描きましたという責任の証明と、作品を引き立たせる役割があります。

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ところで・・・・
日本画の特徴は、描画材料もその内の一つですが、画面構成のおもしろさもあると思います。・・・・指導者の私見ですが、ヨーロッパの絵画がルネサンス以降、「現実を忠実に写しとる」とういうことを土台にした絵の描き方をしてきたのに対し、それ以外の地域や時代では「絵」で現実を再現する、という考えはありませんでした。そして、それより描こうとしている対象を「四角い画面」にどう配置するか?ということのほうが大事だったのではないでしょうか。日本画も古来からその考えで制作されてきたといえるでしょう。今回の指導の中で、対象を観察しながらも、画面上でのモチーフの配置を考えることをアイデアとして盛り込むこと、という課題が含まれています。(K)

初めての日本画

本日、ご紹介する画像は、2年生の実技授業、造形表現という授業で取り組んでいる「日本画」。
「油彩」は絵画教室や地域のカルチャー講座でもポピュラーな絵画技法として講座が開かれていることが多いですね。それに比べると、「日本画」は敷居が高く、なかなか経験できない技法ではないでしょうか。
顔料を砕き、膠という液体でねり、絵の具を作ることから始まる技法は、チューブ入りの絵の具で描ける他の描画材料に比べると、手間はかかりますが、それほど難しくはありません。
モチーフは彼らの身近にあるモチーフ、お菓子です。
学校の授業中にお菓子の開くのは何事ぞ!と言うなかれ。
「お菓子」は伝統的なモチーフとして案外昔から親しまれています。
生徒たちが1学期間かけて、コツコツと取り組んだ完成作品は後日改めてご紹介します。

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実技科目紹介します

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イラスト制作 3年貴瀬菜月さん

これ、昨年の中学生体験学習に配った学科紹介冊子の表紙です。(なかなかお茶目でしょう)
イラストはもちろん「ロゴ」も生徒作品です。

「デザイン」「美術」と、広い範囲を学習するため、実技科目が多いのが本学科の特徴です。

1年生は・・・
「構成」・「造形表現」・「CG」が週 2時間授業
「素描」が週 1時間
2年生は・・・
「グラフィックデザイン」が週4時間
「造形表現Ⅱ」・「CGⅡ」が週2時間
「素描Ⅱ」・「美術史」が週1時間
選択科目として「ビジネスデザイン」が週2時間
3年生は・・・
「グラフィックデザインⅡ」が週4時間
「造形表現Ⅲ」「CGⅢ」が週2時間
選択科目として「ビジュアルデザイン」・「素描」が週2時間
「美術史Ⅱ」が週1時間
「総合の学習の時間」も実技科目と考えると週3時間

来年度の新入生からカリキュラムが変わりますが、実技科目の多さは変わりません。
ちなみに、普通の勉強もやってます。

みなと祭りポスターが完成しました

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川島春菜さん

デザイン表現科の授業の中に、2年生対象に「ビジネスデザイン」という選択授業があります。
この授業は、主にポスター制作を中心に、外部機関と連携してさまざまな取り組みをしています。特に和歌山市の行政からさまざまな依頼があり、選択生徒16名は、デザイン事務所さながらに各種依頼に取り組んでいます。今回は和歌山市で毎夏行われている、みなと祭りの花火大会のポスター原画を9名が制作し、採用されました。
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その中で川島春菜さんの作品が公式ポスターとしてさまざまなところに貼りだされています。
ところで、この花火大会、今年で60回を迎えるそうです。
当日は約4,000発の花火が盛大に打ち上げられます。和歌山港の水面に、花火が映し出される光景はなかなかのもの。7月22(日)和歌山市にお越しの際はぜひご覧下さい。(宣伝)
詳しい内容は↓こちらをクリック
http://w-hanabi.com/(制作した生徒たちのコメントも載せていただいています)

はじめまして、デザイン表現科です

はじめまして、和歌山市立和歌山高校デザイン表現科です。
本学科の日頃の取り組みを紹介しようと開設いたしました。

ところで、Wikipediaで調べたところ、美術、デザインを専門に学習する学科を設置している高等学校は全国で53校あります。(案外多いですね)その中の一つ、本学科は、比較的早い時期からデザイン教育に力を入れた学科として設置され、専門的な学習をするとともに、地域社会との連携も積極的に取り組んでいる学科です。前身は1970年に設置された商業大学科の中の「商業デザイン科」としてスタートし、「デザイン科」を経て、2009年、大学科の商業教育から独立し、美術教育との両輪を柱に専門学科として再スタートしました。
現在、各学年40人1クラスで120名が在籍しています。
デザイン表現科を含めた本校の沿革など、
詳しくは本校ホームページをご覧ください。
(太字をクリックするとトップページにリンクします)

なお、不定期更新となりますが、今後共よろしくお願いします。
また、コメント等の書き込みは諸事情により、お受けできないことご了承ください。